役員紹介

カーメン・グラヴァット(Carmen Gravatt)
取締役会議長
カーメンは、Greenpeace Internationalの国際プログラムディレクター代理など、10年以上ものNGO上級管理職の経験があります。気候とエネルギーの問題における20年以上の経験をもとに、中心的な役割を担いながら、数多くの大企業をより野心的な気候行動へと導いています。この期間を通じ、欧州、太平洋、インドへと仕事は広がり、ここ6年間は特に東アジアと東南アジアに集中し、同地域のエネルギー変革を活性化するきっかけとなる、戦略的リーダーシップ、ポートフォリオ管理、成長しつつある影響力のあるチームに注目しています。
コニーは、フィンテック分野で 10 年以上の人材育成、コミュニケーション、マーケティングの経験があり、その専門知識とリーダーシップを活かしてイノベーションを推進し、ブロックチェーン テクノロジー分野を前進させます。 Connie は、Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication (SWIFT) でシニア コンサルタントとして働き、その後、香港の FinFarbrik で人事およびマーケティングの役割を務めました。コニーはアルゴランド財団の人事責任者も務め、オープンで透明なブロックチェーン開発エコシステムの育成において重要な役割を果たしました。
イザベルは、気候およびエネルギー政策の策定、ならびに欧州とアジアにまたがる国際協議において20年以上の経験を有しています。現在はシンガポールを拠点に、Tara Climate Foundationにてシンガポール・プログラムおよび地域外交、貿易、炭素価格戦略のディレクターを務めています。 それ以前は、英国政府に勤務し、COP26の期間中には東南アジア戦略の責任者を務めたほか、エネルギー、気候変動、産業政策、国際協議などの分野で上級政策顧問として活躍していました。 イザベルはベルギーのルーヴァン大学で政治学の博士号を取得、博士課程の交換研究員としてシカゴ大学にも在籍していました。また、ロンドンのオープン・ユニバーシティおよびシンガポールの南洋理工大学にて非常勤講師を務めた経験を持つなど、研究者としても引き続き活動しています。
ウォーカー・フォンは、非営利セクターで20年以上にわたる幅広いプロフェッショナルな経験を持ち、主に財務管理および戦略的リーダーシップを担当しています。彼は10年以上にわたり、グローバルな環境キャンペーンネットワークのメンバーとして活動し、最近は地域財務ディレクターおよびシニア財務ストラテジスト、会計監査役として、組織の財務管理および戦略の形成において重要な役割を果たしています。また、環境キャンペーンセクター以前は、香港の財団において副理事長およびコース開発、品質保証マネージャーなど、さまざまな役職を務め、地域の教育イニシアティブの推進において中心的な役割を果たしました。 香港大学で人権法を専門とする法学修士(LLM)の学位を取得し、併せて香港中文大学で一般教育の社会科学修士(MSSc)の学位と哲学学士(B.A.)の学位も取得しています。 馮繼遠持有香港大學法學碩士(人權法)、香港中文大學社會科學碩士(綜合教育)及哲學學士學位。
リーダーシップチーム

アンドリュー・リチャーズ (Andrew Richards)
エグゼクティブディレクター
トランジションアジアのエグゼクティブディレクター、アンドリュー・リチャーズ(Andrew Richards)は特に重工業分野における持続可能なビジネス開発、B2Bマーケティング、イノベーションの専門家で、世界各地で気候変動問題およびそのソリューションシステムへの企業の組み込みを進めてきた経験を有します。中でも中国には10年以上駐在し、現地ビジネスの成長をリードしました。 トランジションアジアへの入職前には、持続可能な開発のための経済人会議(WBCSD)で中国地域の気候・エネルギー担当ディレクターを務めたほか、世界経済フォーラム(World Economic Forum)の重工業担当ディレクターとしても活躍。LafargeHolcimやDow Chemicalにおいても高位職を歴任しました。
ローレン・ヒューレット(Lauren Huleatt)
インパクトヘッド
ローレンは北米および東アジアにおいて、金融、政策、気候問題の間の乖離の解消に10年近く取り組んできました。直近では、東アジアにおける持続可能な金融の問題を手がけ、ESG、公共および民間セクターにおけるグリーンファイナンス政策、海外エネルギー投資、および投資家エンゲージメントなどに取り組みました。それ以前には、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、在中米国商工会議所、ブルキングス研究所のブルッキングス - 精華センター に在職。精華大学で行政学修士号を取得、サウスカロライナ大学および香港中文大学のInternational Business and Chinese Enterprise (IBCE) プログラムで理学士号を取得しています。
中国の産業およびエネルギー分野において約10年の経験を有するイザドラ・ワンは、その専門性を生かし中国プログラムを統括しています。トランジション・アジア入職以前は、アゴラ・インダストリーでシニアアドバイザー(中国産業担当)を4年以上務め、鉄鋼、水素、化学、CBAM(炭素国境調整メカニズム)など、さまざまな産業分野における脱炭素化政策に関するアドバイザリー業務を行ってきました。 またオーストラリア産業・科学・エネルギー資源省の北京事務所で、中国の資源・エネルギー・気候変動政策に関する分析および中国・オーストラリア両政府共同プロジェクトの運営を担当した経歴も持ちます。 なお、中国農業大学人文開発学部で学士号を取得しています。
アドバイザ

ヘレン・ジアは (Helen Jia)
中国業務および中国プロジェクト上級顧問
ヘレン・ジアは、中国における温室効果ガス(GHG)排出削減および気候変動政策の分野で豊富な経験を持つ専門家です。エネルギー、産業、金融分野で30年以上にわたる実務経験を有し、企業や政府機関をはじめとする幅広いネットワークを対象に重要なプロジェクトを成功させてきました。トランジション・アジア入職以前は、Asia Research and Engagement(アジア・リサーチ・アンド・エンゲージメント)の中国代表(初代)を務め、エネルギー転換チームを率いて、中国の低炭素転換を推進するための調査およびエンゲージメント活動を主導しました。
チームメンバー

ヴィットリア・チェン (Vittoria Chen)
リサーチアナリスト
ヴィットリアは2024年、トランジション・アジアにリサーチアナリストとして採用されました。以前はパリの国際エネルギー機関(IEA)で政策アナリストを務め、電力と熱供給部門にかかる調査と分析を担当。中国のエネルギーセクターに特化した重要な報告書や政策分析、およびデータ収集をはじめとするミッションに大きな貢献を果たしました。 IEAでの勤務前には、公共政策、科学技術、税務アドバイザリーなど、さまざまな分野における職務を経験し、持続可能な金融、国際協力、政策デザインに関する深い知見を有します。
菅野 聖
リサーチアナリスト
2024年にESGジュニア・リサーチフェロー(日本担当)として加入し、現在はTransition Asiaのリサーチアナリストを務めています。ました。。民間のシンクタンクやコンサルティング会社で約1年間のインターンとして日本の政府機関や企業の持続可能性と気候変動政策に関するリサーチを行った経験を有し、東京工業大学では都市・建築環境学に関する研究で工学修士号を取得しています。
ケンタ・クボカワ(Kenta Kubokawa)
日本アナリスト
ケンタはジャーナリスト、リサーチアナリストとして10年以上の経験を有しています。Transition Asia入職以前には、ロンドンを拠点とする通信社、日本大使館、アメリカ大使館、ロンドン証券取引所グループにて多数のプロジェクトを統括しました。持続可能な投資、企業のESG評価、日本の顧客向けコンサルティングサービスなどを主要分野としつつ、一次調査から民間企業や政府など多様な利害関係者とのエンゲージメントへと職責を拡げました。また、英国のサセックス大学で開発教育学修士号を取得しています。
ドラ・リン(Dora Lam)
出版・運営担当
ドラは、政府機関、学術機関、非営利団体において、運営サポート、社内デザイン・編集、イベント運営の分野で15年の経験を有しています。入職前は、地域教育研究ジャーナルの編集長を務め、学術コンテンツを一般向けに公開する様々な出版物の制作を統括してきました。企画担当者として、200以上のワークショップ、セミナー、会議などの開催に携わったほか、劇団のメンバーとして舞台裏や運営のサポートを担当する傍ら、様々な非営利団体でボランティア活動も行っています。
リリー・チュウ
リサーチアナリスト
2025年10月にTransition Asiaのリサーチアナリストとして入職。Transition Asia入職前は、マサチューセッツ工科大学(MIT)でポストドクター研究員として脱炭素化の最適化モデルを開発、再生可能エネルギーインフラに関するリスク評価を研究していました。香港科技大学(HKUST)では環境工学の博士号を取得しており、脱炭素化シナリオ、気候リスク分析、エネルギーシステム設計を専門としています。
カルヴィン・ケク(Calvin Quek)
エンゲージメント担当ディレクター
カルヴィン・ケクは、トランジションアジアのエンゲージメント担当ディレクターで、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の上級環境スペシャリストとして、金融仲介機関や資本市場プロジェクトにおけるAIIBの環境および社会政策の実施に携わってきました。AIIB以前には、GreenPeace East Asiaで持続可能な金融の責任者を務め、同組織と金融業界の関係のマネジメントを担当。また、シティグループに約10年間在職していました。北京大学でMBAを、シンガポール経営大学で資産管理の理学修士号を取得しています。
都築 さら
ESG ジュニアエンゲージメントフェロー(日本担当)
2025年、Transition Asiaに加入。入職前は、国際非営利団体であるClimate Bonds Initiativeにて、日本市場における政策動向、市場動向、主要債券発行の分析を担当していました。資産運用会社およびグローバル戦略デザインコンサルティング会社での勤務経験も有しています。なお、エディンバラ大学で国際ビジネスを専攻し修士号を取得、現在は東京に拠点を置いています。
モニカ・ウォン(Monica Wong)
コミュニケーション スペシャリスト
モニカはシンガポールと香港で13年以上の経験を持つ経験豊富な企業コミュニケーションの専門家です。FGS Globalのマネージングディレクターとして、シンガポールのオペレーションを4年間指揮し、資産運用会社、プライベートエクイティ、銀行、香港上場企業に対して企業コミュニケーション戦略に関してアドバイザリー業務を進めるなど、様々な業界の企業に対して戦略的なコミュニケーションとレピュテーション管理の戦略を策定し、実施してきました。
サミー・ウォン(Sammy Wong)
財務會計 経理
サミーは、香港を拠点とするグローバルNGOの上級会計職などを含む、様々なグローバル企業・地元企業・組織において、およそ20年に及ぶ会計業務の経験を有します。財務管理の完全性、正確性の保証に関する知識に精通し、社外監査人、銀行役員、税務顧問、政府機関の官僚等との交渉に多くの経験があり、月次財務報告の正確性はもとより、各種外部要件との適合性及びコンプライアンスの保証においても重要な役割を果たしています。
ボニー・ズオ(Bonnie Zuo)
中国エンゲージメント担当
Bonnieは、持続可能性と気候変動緩和の分野で8年以上の経験を持ち、東アジア地域における豊富な研究実績を有します。2022年にTransition Asiaにリサーチリードとして加入し、『グリーンスチール経済学』を含む多数の分析レポートの共同執筆・作成に携わってきました。Transition Asiaへの入職以前はCDPやMiotechで中国企業のESG情報開示の推進、持続可能なバリューチェーンにおける投資家と企業の連携を担当しました。さらに、世界有数のESGインデックスプロバイダーの1つと長期的な協力関係にあり、中国や日本の上場企業に特化したESGおよびグリーンレベニュー分析を実施しています。またマンチェスター大学より国際開発分野の理学修士号(環境、気候変動および開発)を取得しています。