役員紹介


カルヴィン・ケク氏は、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の上級環境スペシャリストです。AIIBの環境および社会政策の実施に責任があり、特に金融仲介機関、資本市場プロジェクトに集中しています。AIIB以前、カルヴィンはGreenpeace East Asiaの持続可能金融ヘッドを務め、同NGOの金融業界との関係をマネジメントしました。グリーンピースに参加する前、約10年間、シティグループに在籍しました。カルヴィンは北京大学でMBAを取得、シンガポール経営大学にて資産管理分野の理学修士を取得しています。

ハワード・リューは、国際組織や政府機関の貧困救済プログラムおよび環境保護プログラムの開発・管理・評価に20年以上の経験があります。Oxfam Chinaの主席代表および中国プログラム・ディレクターとして2005以来、中国全土のOxfam チームを監督し、それ以前にはGreenpeace Chinaのエグゼクティブ・ディレクターを2003から2005年まで務めました。香港大学卒業、地理学博士号取得。
チーム紹介


カーメン・グラヴァット(Carmen Gravatt)
共同ディレクター(重役)
カーメンは、Greenpeace Internationalの国際プログラムディレクター代理など、10年以上ものNGO上級管理職の経験があります。気候とエネルギーの問題における20年以上の経験をもとに、中心的な役割を担いながら、数多くの大企業をより野心的な気候行動へと導いています。この期間を通じ、欧州、太平洋、インドへと仕事は広がり、ここ6年間は特に東アジアと東南アジアに集中し、同地域のエネルギー変革を活性化するきっかけとなる、戦略的リーダーシップ、ポートフォリオ管理、成長しつつある影響力のあるチームに注目しています。

ショーン・ラング(Sean Lang)
共同ディレクター(中国プログラム)
ショーン・ラングはGreenpeace East Asiaのリーダーシップチームで8年間ディレクター代理を務め、主に中国を担当していました。グリーンピースの企業および公共エンゲージメントプログラムを率い、常に影響力のある、中国のトレンドに適応したプログラムを策定しました。ショーンはNGOと企業の双方での経験を経て、中国の国内事情を踏まえたネットワーク作りに長けており、中国における適切な企業、投資家、NGOのネットワークと高度な人脈を保っています。グリーンピース以前には、外国企業のグレーターチャイナ地域全体の事業開発担当などのビジネスに携わりました。ショーンは政治学を専攻し、北京大学を卒業しました。

ローレン・ヒューレット(Lauren Huleatt)
上級アナリスト
ローレンは北米および東アジアにおいて、金融、政策、気候問題の間の乖離の解消に10年近く取り組んできました。直近では、東アジアにおける持続可能な金融の問題を手がけ、ESG、公共および民間セクターにおけるグリーンファイナンス政策、海外エネルギー投資、および投資家エンゲージメントなどに取り組みました。それ以前には、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、在中米国商工会議所、ブルキングス研究所のブルッキングス - 精華センター に在職。精華大学で行政学修士号を取得、サウスカロライナ大学および香港中文大学のInternational Business and Chinese Enterprise (IBCE) プログラムで理学士号を取得しています。

トーマス・スタッブス(Thomas Stubbs)
研究開発ヘッド
トムはロンドン証券取引所で10年以上の経験があり、同取引所の過半数所有デリバティブ子会社であるEDXの戦略および事業開発などを担当しました。また、 Broker Services Groupにおいて、投資マネージャー、年金ファンド、投資銀行と合わせて、小口投資家向けのETFおよび証券化デリバティブ市場の設計および開発のヘッドを務めました。トムはその財務や組織のスキルをインド、ネパール、中央アメリカのNGO活動に活かし、直近では東アジアおよび東南アジアにおけるエネルギー金融やエネルギー変革に強く特化したグローバルな職責を務めています。

ボニー・ズオ(Bonnie Zuo)
リサーチアナリスト
ボニーは持続可能性および気候変動緩和の分野に7年の経験があります。Transition Asiaへの参加以前、ボニーはCDPやMiotechに勤務し、中国企業のESG情報開示の推進、持続可能なバリューチェーンにおける投資家と企業の連携を手掛けました。さらに、ボニーは世界有数のESGインデックス業者の一つと長期的な協力関係があり、中国や日本の上場企業に特化したESGおよびグリーン収益分析を実施しています。国際開発分野の理学修士号(環境、気候変動および開発)をマンチェスター大学で取得してます。

ケンタ・クボカワ(Kenta Kubokawa)
日本アナリスト
ケンタはジャーナリスト、リサーチアナリストとして10年近い経験を有しています。Transition Asia以前には、ロンドンを拠点とする通信社、日本大使館、アメリカ大使館、ロンドン証券取引所グループにて多数のプロジェクトを統括しました。持続可能な投資、企業のESG評価、日本の顧客向けコンサルティングサービスなどを主要分野としながら、一次調査から、民間企業や政府など多様な利害関係者とのエンゲージメントへと職責を拡げました。

サミー・ウォン(Sammy Wong)
財務およびオペレーション
サミーは、香港を拠点とするグローバルNGOの上級会計士職などを含む、香港の様々なグローバルおよび地場企業・組織における、ほぼ20年に及ぶ会計業務の経験があります。財務管理における完全性、正確性の保証に精通しています。社外監査人、銀行役員、税務顧問、該当する政府機関の役人との交渉に多大な経験を有し、月次の財務報告の正確性はもとより、各種社外要件との十分な適合性の保証においても重要な役割を果たしています。

Crystal Chow
コミュニケーション スペシャリスト
クリスタルは気候コミュニケーションのスペシャリストで、環境政策のリサーチやアドバイザー業務に加え、非営利組織の戦略コミュニケーションの経験もあります。直近ではグローバル環境組織のCDPに勤務し、コミュニケーション戦略およびメディア対応計画の牽引、開発、実施を担当。香港、東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドにおいて、CDPの注目度を高めたほか、同地域の企業の環境情報開示、および気候・森林に対する行動を推進しました。クリスタルは受賞歴を誇るバイリンガルなジャーナリストでもあり、本国および海外で主に気候変動、人権、文化に関する記事を書いていました。選択科目で国際環境法を受講し、グローバルエネルギー・気候政策の理学修士号をロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS: School of Oriental and African Studies)より取得しています。